糖質を極端に抑えると、飢餓に備えようとしてかえって体が脂肪をため込むようになる !

低カロリー

ダイエット中、カロリーを取り過ぎるのは禁物。かといって、カロリーの低いものばかりを選んで食べたり、食事量を極端に抑えていると、かえって体脂肪が増えてしまう場合も。低カロリーダイエットに成功する人と、失敗する人の分かれ道は、「脳のスイッチ」にあるといえます。

糖質不足が「隠れ肥満」だけでなく、冷え症や低体温を招く

体の位置や活動にはエネルギーが必要です。摂取カロリーを減らすと、足りない分は、体の脂肪が燃やされてつかわれます。しかし、糖質が極端に少ない低カロリー食をとると、脳はエネルギー不足だと感じます。そんな糖質不足の状態が何ヵ月も続くと、脳が、「飢餓に備えろ」のスイッチを押します。

スイッチがオンになると、体の脂肪は燃やされるどころか飢餓に備えてため込まれてしまいます。見た目は細身でも、体脂肪率は肥満傾向という「隠れ肥満」の人も、スイッチがオンになった結果です。このような状態が続くと、交感神経の機能も大幅に低下します。すると、体全体の活動レベルが下がって、省エネモードになり、冷え症や低体温、体のだるさ、低血圧といった体調不良を招くこともあります。ひどい場合は、筋肉や内臓の分解にまでつながります。体が筋肉を分解してまで、脳のエネルギーを合成しようとするためです。とはいえ、ダイエットするならカロリーを抑えることも大切です。

糖質を摂取カロリーの6割にするのが、痩せるコツ

まずは、食事に含まれる「たんぱく質:脂質:糖質」の割合。なかでも、脳のエネルギー源である糖質の割合を、全体の約6割にすることです。これならノーのスイッチをオフのままです。

もう一つは、糖質の取り方です。カロリーを抑えようと、菓子パンやおにぎり、めん類といった糖質だけの食事で済ませてしまうのは大間違い。甘い糖類などは吸収が速く、血糖値が短時間で上昇しますが、すぐに下がります。こうした食生活は、脳のスイッチをオンにします。ご飯と一緒に、繊維質が豊富で消化吸収が緩やかになるおかずを立てると、血糖値は「ゆっくり上がり、ゆっくり下がる」ようになります。これでスイッチはオンになりません。

糖質不足で死亡は燃焼されるが、極端な食事制限では意識障害などのリスクも !

最近、ちまたで流行りの「プチ断食」。完全な絶食ではなくスープやジュースだけをとる、ホテルの「終末プチ断食」コースも人気だといます。私もプチ断食コースを2週間、体験しましたが、体重と中性脂肪が減少しました。そんななか、血液中のある物質が大幅に増加していました。その物質こそ「ケトン体」です。

長時間空腹が続くと、脳のエネルギー源となる糖質が不足します。そんな時、体は脂肪を分解して、糖に変わるエネルギー源、ケトン体を生み出します。脂肪が消費されるので、プチ断食のうれしいこうかともいえますが、ケトン体が増え過ぎると体内が賛成になり、意識障害につながることも。また、糖質不足が続くと「飢餓に備えろ」スイッチがオンになり、逆に脂肪をため込みやすい状態に。プチ断食もやり過ぎるとリスクがありますので注意を!

野菜を先に食べると満足感が得られ、血糖値の上昇も緩やかになる

「とにかく食べるのが大好き」「ついつい食べ過ぎてしまう」。いずれもダイエットの失敗や挫折を引き起こす要因ですが、そんな人たちにおすすめの食べ方があります。それが「食事の際に野菜を先に食べること」。ご飯などの炭水化物はその後に食べます。

食物繊維が豊富な野菜は噛みごたえがあるので、先に食べることで噛んだ刺激が脳に届き、満腹感が得られます。結果、後から食べるご飯の量が自然と抑えられます。さらに、野菜を食べる習慣もつくので、先端の摂取カロリーも抑えられるダイエットにつながります。

また食べると血糖値が一気に上がるご飯などの炭水化物より、野菜などの食物繊維を先に食べたほうが、血糖値の上昇も緩やかに。そのため、インスリンが多く分泌されすぎることもなく、脂肪の蓄積を抑えられます。

error: Content is protected !!